「スマホ首になってしまう時間と角度」

パーソナルジムALEXY 佐加伊 衛斗です。
久しぶりに公共交通機関に乗って周りを見渡した時にスマホを操作している方が9割だったので
スマホ首になる時間と角度について記事を書きます。
スマホ首とは
スマホ首とは、スマートフォンの操作中に前傾姿勢をとることで首に過度な負担がかかり、痛みや不調を引き起こす状態を指します。
この状態は医学的にはストレートネックや頸椎症候群とも関連が深いとされています。
ここではスマホ首になる角度と時間、またその影響について詳しく解説します。
スマホ首になる角度
スマホ首が発生する原因として最も大きいのは、頭の角度です。人間の頭は約5kg–7kgほどの重さがあり、首が支えています。
頭をまっすぐに立てた状態では、首への負荷は最小限に抑えられますが、前に傾ける角度が増えるごとにその負荷は急増します。
例えば、頭を15度前に傾けると約12kg、30度で約18kg、45度では22kg、そして60度では27kgもの重さが首にかかるとされています。
このような角度でスマートフォンを長時間操作することで、首の筋肉や関節に過剰な負担がかかり、スマホ首の症状が現れるのです。
スマホ首になる時間
スマホ首の発生には時間の要因も関わります。
短時間であれば体に大きな影響は少ないですが、1日に数時間以上スマートフォンを使用する場合、
特に首を傾けた状態での操作が長時間続くと、筋肉の緊張が慢性化しやすくなります。
多くの研究によれば、1時間以上同じ姿勢を続けると筋肉や靭帯に疲労が蓄積し、炎症や痛みが生じやすくなることがわかっています。
さらに、これが日常的に繰り返されると、姿勢の崩れが定着し、
ストレートネックや肩こり、頭痛、場合によっては神経圧迫による手や腕のしびれといった深刻な症状が引き起こされる可能性があります。
スマホ首による影響
スマホ首が長期間続くと、単なる不快感だけでなく、日常生活に支障をきたすさまざまな症状が現れる可能性があります。
これには以下のようなものが含まれます。
- 首や肩の痛み: 長時間の負荷により、首や肩の筋肉が硬直し、痛みを伴います。
- 頭痛: 筋肉の緊張が頭部にまで影響を与え、緊張性頭痛を引き起こします。
- 姿勢の悪化: スマホ首が続くことで、猫背やストレートネックが定着し、姿勢が悪くなる可能性があります。
- 神経圧迫症状: 首の骨や筋肉の異常により神経が圧迫され、手や腕のしびれや筋力低下が生じる場合があります。
スマホ首を防ぐための対策
スマホ首を防ぐためには、日常的な工夫が重要です。
- 画面の位置を調整する: スマートフォンを操作するときは、できるだけ目線と同じ高さに画面を持ち上げるようにしましょう。
- 適切な姿勢を保つ: 背筋を伸ばし、頭が肩の真上にくるように意識しましょう。
- 休憩を取る: 30分ごとに姿勢を変える、または短い休憩を取ることで筋肉の緊張を防ぐことができます。
- ストレッチを行う: 首や肩周りのストレッチを日常的に取り入れることで、筋肉の柔軟性を保つことができます。
- 使用時間を制限する: スマートフォンの使用時間を見直し、必要以上に長時間操作しないよう心がけましょう。
まとめ
スマホ首は、頭の角度や使用時間が原因で首に過剰な負担をかけることから発生します。
この状態を防ぐには、適切な姿勢を保つことや定期的な休憩、ストレッチを行うことが有効です。
現代の生活でスマートフォンの使用は避けられないものですが、正しい使い方を意識することで、
スマホ首を予防し、健康的な生活を送ることができます。
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