皮膚をめくれば中身は皆同じ…【大切なのは生き方】

9日ぶりのブログです。

10日ぶりに帰国し
さっそくセッションをさせて頂き
落ち着いたので更新しています。

解剖実習の経過をブログに書くつもりが
海外のWi-Fiのアクセスにより
ホームページが触れず、あげれませんでした。

まずは、単刀直入に解剖実習の感想。

百聞は、一見にしかず、
百見は、一触にしかず。

まさにこれでした。
(解剖実習のメンバーが言っていて納得した)

この9日間、色々感じながら
日々、携帯に日記のような記録を
書いていたのですが…

まず初めに何を書こうかと思った時に
解剖実習の実態や環境や仕事への想い…

まずは、実習の環境ですが
実習の部屋にはいると
ビニールに包まれた死体が30体くらい
目の前に広がるのですが…
最初にきついのはホルマリンの匂い。

あとはビニールに包まれているせいか…
意外と、目の前に死体がたくさんいるとは
実感が湧かない。という感じ。

そして最初、近くで見た時は…

生の筋肉や内臓を見れる。。
という好奇心が勝っているような状態。

そして、それを見ながら
『これは〇〇筋』
『これは〇〇神経』とか教授が
説明してくれるのですが、

もはや
死んだ人を見ているという感覚ではなく
『はじめてリアルで肉体を見ているという感動』
が勝ってしまっている状態。

しかし、数十分もすると
複数の検死体の表情や脂肪の厚み
体の大きさ、筋肉の大きさなど
細かい部分に目が行くようになり…
興奮よりも
『この人はどんな人生を送ったのだろう』

とか不意に
賢者タイム【※男性はわかる】のような
シラフになるような瞬間も来るわけです。
で、こんな数十体の死体の中で
2日連続過ごした感想としては…

『死んだら皆同じ様に終わるんだな』

っていう率直で当たり前の様な感想。
これ献死体見るまでは、

意外と自分は生きれるだろうな。

って何となく思っていた部分もあったけど
検死体は、年齢も様々。
70代もいれば40代もいる。
いつ死ぬかわからない
死んだら生前どんな成功をした人でも
中身は人間で同じ。

って思うと、
より自分の生き方を考え
何を大切にして
死ぬ間際にどう思いたいだろう…
いわゆる【死生観】というものを
非常に考えさせられました。

自分が大切にしている
生きている間の過ごし方を考えたとき

今、自分が生業にしている
トレーナーという仕事は、
人生で大切な部分
【生き方を変えれる仕事】
だと強く感じました。

この仕事をやれていて
良かったと思うと同時に
【人の生きてる時間を素敵にできる】
この仕事をもっと広げよう。
と思えました。

普通のジムでは
どこまで考えているのか分かりませんが、
少なくとも自分のジムでは
この想いを曲げずに
【ただの店舗展開】にならないための
大切にしなければいけない
企業理念というものを改めて
決めるきっかけになりました。

【より多くの人を健康に】
という曖昧なものがタイに行く前の理念。

人の死に触れ…
自分たちの仕事を見直す機会を得て
自分たちの仕事の理念
もはや、ゴールの部分。

【より多くの人を健康にし
　お客様が最後まで後悔のない
　人生を送るサポートをする】

このゴールに基づいて
自分たちが今やっていることが
正しいのか…
ビジネスの為だけの
ゴールになっていないのか。。
確認し判断するための大切な
ターニングポイントが
この【解剖実習】となりました。

この実習であらためて
パーソナルジムという
仕事の価値を再認識するとともに
トレーナー達全員が
会員様に伝えれる言葉が
更に変わっていき健康な人が
ジムの中でもっと増える様に活動していきます✨

感想と想いの部分ですが、
最後まで読んでくださり
ありがとうございます✨

明日は、『憧れ』と『諦め』と言う
テーマの話をしていきます。

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