パーソナルジムALEXY　トレーナーのエイトです。

くしゃみ、鼻水、かゆみ、湿疹など、アレルギー症状に悩む人は多いですが、そもそもなぜアレルギーは起こるのでしょうか？

アレルギーは単なる体質ではなく、免疫システムの過剰反応が関係しています。

今回は、アレルギーの仕組みや原因についてお話していきます。

1. アレルギーとは？
アレルギーとは、本来無害な物質（アレルゲン）に対して免疫システムが過剰に反応し、炎症を引き起こす現象のことです。

私たちの体には、ウイルスや細菌から守るための免疫機能がありますが、アレルギーの場合はこの免疫が過剰に働いてしまうのです。

アレルギーを引き起こす主なアレルゲン

花粉（スギ、ヒノキ、ブタクサなど）
ハウスダスト・ダニ
食べ物（卵、牛乳、小麦、ナッツなど）
動物の毛やフケ（犬・猫などのペット）
金属（アクセサリーや歯科金属）
化学物質（香料や保存料など）
体質や環境によって、どのアレルゲンに反応するかは個人差があります。

2. アレルギー症状が起こるメカニズム
アレルギー症状は、免疫システムが異物（アレルゲン）を「危険なもの」と誤認することから始まります。

その結果、体はアレルゲンを排除しようとし、様々な炎症反応を引き起こすのです。

① アレルゲンが体内に侵入
例えば、花粉症の場合、花粉が鼻や目の粘膜に付着します。

② 免疫システムがアレルゲンを「敵」と判断
本来無害な花粉を、免疫システムが有害なものと誤認識します。

③ ヒスタミンなどの化学物質が放出される
アレルゲンを排除しようとする過程で、ヒスタミンという物質が分泌されます。これがくしゃみ、鼻水、かゆみ、腫れなどのアレルギー症状を引き起こす原因です。

ヒスタミンの作用

鼻水・くしゃみが出る → 異物を体外に出すため
目がかゆくなる・充血する → 炎症を引き起こすため
じんましん・湿疹ができる → 皮膚の免疫反応
このように、アレルギー症状は「体を守るための防御反応」なのですが、過剰に反応しすぎることで逆に体に悪影響を与えてしまうのです。

3. アレルギーを引き起こす要因
アレルギー体質になる原因は、遺伝と環境の影響が大きいとされています。

① 遺伝的要因
親がアレルギー体質の場合、子どももアレルギーになりやすい傾向があります。ただし、親と同じアレルゲンに反応するとは限りません。

② 環境要因
近年、アレルギー疾患が増加している理由の一つに、生活環境の変化があります。

衛生環境の向上 → 免疫が鍛えられず、過剰反応しやすくなる
食品の変化 → 添加物や加工食品の影響
ストレスや睡眠不足 → 免疫バランスの乱れ
大気汚染や化学物質 → 体への負担が増加
生活習慣や環境を見直すことで、アレルギーの発症や悪化を防ぐことができる可能性があります。

4. アレルギー症状を軽減するためにできること
アレルギーを完全になくすのは難しいですが、日常生活の工夫によって症状を軽減することは可能です。

①アレルゲンを避ける

花粉症ならマスクやメガネを着用し、室内では空気清浄機を活用
ハウスダスト対策として、こまめに掃除し、寝具を清潔に保つ
② 免疫バランスを整える

発酵食品や野菜を多く摂り、腸内環境を整える
ストレスをためないようにし、睡眠をしっかりとる
③ 生活習慣を見直す

室内の湿度を調整し、カビやダニの発生を防ぐ
加工食品や食品添加物を減らし、自然な食材を取り入れる