パーソナルジムALEXY　名古屋市東区泉店代表のエイトです。

「食事制限をしているのに痩せない」「運動を頑張っているのに体脂肪が落ちない」――そんな悩みを抱えていませんか？
実は、日本人の多くは“エネルギー過多”なのに“栄養素不足”というアンバランスな状態にあります。 厚生労働省「国民健康・栄養調査」でも、カロリーは十分に摂取しているのに、特定の栄養素が慢性的に不足していることが明らかになっています。
今回は、日本人に不足しやすく、補うことで「ダイエットの加速」に直結する栄養素を紹介します。

① タンパク質

最も不足しやすい栄養素の一つがタンパク質です。
国民健康・栄養調査によれば、特に女性や高齢者ではタンパク質摂取量が推奨量を下回る傾向があります。 タンパク質は筋肉や代謝酵素の材料であり、不足すると基礎代謝が下がり、脂肪が燃えにくい体質になります。
米国臨床栄養学雑誌（AJCN）の研究でも、高タンパク食は食欲抑制や脂肪燃焼促進に有効とされています。
▶ 対策：肉・魚・卵に加え、大豆製品（納豆・豆腐）を毎食意識的に摂ることがポイント。

② 鉄

日本人女性の約4割が鉄不足と言われています。WHO（世界保健機関）も、日本を含む先進国における「鉄欠乏性貧血」を警告しています。 鉄が不足すると酸素運搬能力が低下し、疲労や冷え、集中力低下を招きます。その結果、運動パフォーマンスが落ち、脂肪燃焼も効率が悪くなるのです。
▶ 対策：赤身肉、レバー、あさり、ひじき、ほうれん草などを取り入れ、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。

③ カルシウム

骨の健康だけでなく、脂肪代謝にも関わる栄養素がカルシウムです。
厚生労働省のデータによると、日本人のカルシウム摂取量は推奨量に届いていません。 米国の研究では、カルシウム摂取量が多い人ほど体脂肪が少ない傾向があることが示されています。 理由は、カルシウムが脂肪細胞の働きに影響し、脂肪分解をサポートするためと考えられています。
▶ 対策：牛乳・チーズなどの乳製品に加え、小魚や小松菜などからも摂取可能。

④ マグネシウム

マグネシウムは300種類以上の酵素反応に関与し、糖や脂質の代謝をコントロールする必須ミネラルです。
しかし国民健康・栄養調査では、日本人の約7割が推奨量を満たしていないと報告されています。 マグネシウム不足はインスリン抵抗性の悪化や血糖値の乱高下を招き、甘いものへの強い欲求にもつながります。
▶ 対策：海藻、ナッツ、豆類、玄米などをバランスよく摂ることが大切。

⑤ ビタミンD

近年注目されているのが「太陽のビタミン」と呼ばれるビタミンDです。
厚生労働省の調査でも、多くの日本人が基準値を下回っています。ビタミンDはカルシウム吸収を助けるだけでなく、筋肉機能や免疫力にも関与。さらに、米国臨床栄養学雑誌の研究では、ビタミンD不足が肥満リスクの増加と関連していることが示されています。
▶ 対策：日光浴に加え、サケ・サンマ・イワシなどの魚やきのこ類から摂取しましょう。

⑥ 食物繊維

日本人の平均摂取量は男女ともに目標量を下回っています。食物繊維は腸内環境を整え、血糖値の急上昇を防ぎ、満腹感を持続させる役割があります。
欧州栄養学会のレビューでは、食物繊維の摂取量が多い人は肥満や生活習慣病のリスクが低いと報告されています。
▶ 対策：野菜、果物、海藻、きのこ、玄米を意識的に。

■まとめ

「日本人に足りない栄養素」を補うことは、ただの健康維持ではなく“ダイエット加速の鍵”です。

• タンパク質 → 筋肉量を維持し基礎代謝アップ

• 鉄 → 疲労回復と脂肪燃焼効率向上

• カルシウム → 脂肪分解をサポート

• マグネシウム → 血糖コントロールと食欲抑制

• ビタミンD → 筋肉機能と肥満予防

• 食物繊維 → 腸内環境改善と食べ過ぎ防止

カロリー制限だけではなく、必要な栄養素をバランス良く摂ることが、最短で健康的に痩せる近道です。
「食べながら痩せる」ために、今日から不足しがちな栄養素を見直してみましょう。

ジムアレクシーのご案内