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パーソナルジム昭和区御器所店」【ヒートテックの意外な落とし穴?あたため効果の裏で起きている“肌と体への影響”】

パーソナルジムALEXY トレーナーのエイトです。

寒い季節の定番といえばヒートテック。薄くて軽く、それでいて温かいという機能性から、多くの人が冬の必需品として愛用しています。
ところが、近年「肌荒れが悪化した」「かゆみが出る」「冷えが強くなった気がする」といった声も少なくありません。

一見、便利なヒートテックですが、体にとっては思わぬ負担になっていることもあります。今回は、その影響と上手な付き合い方について解説します。

■1. 化学繊維による肌刺激

ヒートテックの主な素材は「ポリエステル」「アクリル」「レーヨン」などの化学繊維。
これらは吸湿発熱の機能を持つ一方で、天然繊維に比べて通気性が低く、静電気を帯びやすいという欠点があります。

肌が乾燥しやすい冬はバリア機能が低下しているため、化学繊維の摩擦刺激がかゆみや湿疹、赤みを引き起こすことも。
特に敏感肌やアトピー体質の人は、こうした素材に反応しやすい傾向があります。

■2. 吸湿発熱の仕組みと「乾燥」問題

ヒートテックが温かい理由は、汗などの水分を吸収して発熱する「吸湿発熱」技術にあります。しかし、ここに落とし穴があります。

肌が汗や湿気を放出すると、それを吸収して発熱する仕組みのため、結果的に肌表面の水分が奪われ、乾燥が進行してしまうのです。
つまり、「温かいけど乾く」状態が続くことで、肌のバリアが弱まり、粉吹きやかゆみを感じやすくなります。

■3. 汗冷えのリスク

ヒートテックは吸湿性はあるものの、放湿性(汗を外に逃がす力)はあまり高くありません。
そのため、汗をかいた後に湿気がこもり、体温が下がる「汗冷え」を起こすことがあります。

とくに運動や通勤など、体温が上がったあとに冷える環境に入ると、衣服内が冷え、結果的に血流が滞り「冷え性」や「肩こり」の原因になることもあります。

■4. 自律神経への影響

体温調整は自律神経の大切な役割ですが、常にヒートテックのような保温性の高い衣類を着続けていると、体が「自分で温まる力」を使わなくなります。
つまり、体の“恒温機能”が低下し、寒さに弱くなる可能性があるのです。

特に室内でも着用し続けると、体温調節が鈍り、冬でも代謝が落ちやすくなります。

■5. 上手なヒートテックとの付き合い方

ヒートテックを否定する必要はありません。要は「使い方次第」です。

  • 肌に直接触れるインナーは綿素材やシルク素材を下に着てから重ねる

  • 室内では脱ぐなどして温度調整をこまめに行う

  • 長時間の着用を避け、寝るときは外す

  • 敏感肌の人は天然繊維中心のあたたかインナーに切り替える

こうした工夫で、ヒートテックの恩恵を受けながらも、肌や体への負担を最小限に抑えることができます。

【まとめ】

ヒートテックは確かに便利で、冬には欠かせないアイテムです。しかし、化学繊維の刺激や乾燥、汗冷えなど、肌や体に負担をかける側面もあるのです。
「温めること=健康」とは限りません。
本当に大切なのは、“自分の体温を守る力”を取り戻すこと。ヒートテックに頼りすぎず、季節や環境に合わせて衣類を調整し、心地よく冬を乗り切りましょう。

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