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パーソナルジム昭和区御器所店」【なぜ二日酔いになるのか?】

パーソナルジムALEXY トレーナーのエイトです。

お酒を楽しく飲んだ翌日、「頭が痛い」「吐き気がする」「体がだるい」…。
そんな“二日酔い”の経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
実は、二日酔いはただの「飲みすぎ」ではなく、体の中で起きている“科学的な防御反応”なのです。

■ 原因1 「アセトアルデヒド」という毒素の影響

アルコールを摂取すると、体内ではまず肝臓がそれを「アセトアルデヒド」という物質に分解します。
このアセトアルデヒドは強い毒性を持ち、頭痛・吐き気・顔の赤み・倦怠感など、いわゆる二日酔いの主な症状を引き起こします。

さらに、この毒素を無害な「酢酸」に分解するには“ALDH(アルデヒド脱水素酵素)”という酵素が必要ですが、
遺伝的にこの酵素が弱い人(特に日本人に多い)は、アセトアルデヒドが体内に長く残りやすいのです。

■ 原因2 脱水と電解質のバランス崩壊

アルコールには強い利尿作用があり、飲酒中は水分だけでなくナトリウムやカリウムといった“電解質”も一緒に排出されてしまいます。
その結果、体は軽い脱水状態になり、脳の血流が減少。


これが「頭痛」「めまい」「集中力低下」などの二日酔い特有の不快感を引き起こします。
翌朝、どれだけ水を飲んでもスッキリしないのは、この電解質バランスが崩れているためです。

■ 原因③ 低血糖によるだるさ・イライラ

アルコールの分解過程では、肝臓が「糖の生成(糖新生)」をストップしてしまいます。
そのため、血糖値が下がり、エネルギー不足の状態に。
「だるい」「力が入らない」「甘いものが欲しくなる」などの症状は、この低血糖が原因です。
特に、空腹で飲酒した場合や甘くないお酒を多く飲んだときに起こりやすくなります。

■ 原因4 睡眠の質が低下する

「飲むとよく眠れる」と思われがちですが、実はアルコールは“眠りの質”を悪化させます。
深い睡眠(ノンレム睡眠)が減り、夜中に目が覚めやすくなるため、実際には“浅い睡眠”しか取れていません。
結果、翌日は疲れが取れず、脳も体も重く感じるのです。

■ 二日酔いを防ぐためのポイント

  1. 飲酒中はこまめに水を摂る(お酒1杯につき水1杯が理想)

  2. 空腹で飲まない(たんぱく質や脂質を含む食事を一緒に)

  3. ビタミンB群・Cを補給(肝臓の代謝をサポート)

  4. 睡眠をしっかり取る(解毒と修復の時間を確保)

■ まとめ

二日酔いは「体のSOS」。
肝臓がアルコールを分解するためにフル稼働し、体内の水分や栄養が不足しているサインです。
つまり、二日酔いは“自分の限界を超えて飲んだ証拠”。
お酒を楽しむためには、飲み方と翌日のケアが何より大切です。
楽しく飲んで、体にも優しい“上手なお付き合い”を心がけましょう。

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