細胞レベルで若返る運動はどれ?
――そう聞かれたら、まず押さえておきたいキーワードが「テロメア」です。
テロメアとは、染色体の端っこに付いている“キャップ”のような部分で、細胞分裂のたびに少しずつ短くなっていきます。
テロメアが短くなりすぎると、細胞はそれ以上分裂できなくなり、老化や病気のリスクが高まると言われています。
つまり、「テロメアを守る=細胞レベルの若さを守る」イメージです。
では、有酸素運動・HIIT・ウエイトトレーニングの中で、テロメアをはじめとした細胞レベルの若返りを狙うなら、
どう優先順位をつければいいのでしょうか?
結論から言うと、優先順位は
1位:有酸素運動
2位:HIIT
3位:ウエイトトレーニング
この順番がおすすめです。
まず1位の有酸素運動。
ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの中強度の有酸素運動は、テロメアを長く保ちやすいという研究がいくつも報告されています。
週に合計150分程度の中強度有酸素運動をしている人は、ほとんど運動をしていない人に比べてテロメアが長い傾向がある、というデータもあります。
心拍数が「ちょっと息が上がるけど会話はできる」くらいの強度が理想的です。
2位はHIIT(高強度インターバルトレーニング)。
短時間で心拍数を一気に上げるHIITも、ミトコンドリア機能の向上や抗酸化力アップに関与し、
結果として細胞レベルの若返りにプラスに働くと考えられています。
ただし、強度が高い分、心肺機能や関節への負担も大きく、土台ができていない状態でいきなりHIITから始めるのはおすすめできません。
「有酸素運動で基礎体力を作ってから、週1〜2回アクセントとして入れる」くらいのポジションがベストです。
そして3位がウエイトトレーニング。
筋トレは「テロメアだけ」で見ると有酸素より優先度は落ちますが、筋肉量・骨密度・血糖コントロール・姿勢改善など、
健康寿命を伸ばすうえでのメリットは絶大です。
テロメアを守りつつ「動ける身体」をキープするには、有酸素運動との組み合わせが最強と言えます。
まとめると、細胞レベルの若返りを狙うなら
この三本柱を、自分の体力に合わせて無理なく続けることが、テロメアを守りながら「100歳になっても動けるカラダ」を目指す一番現実的な道です。